相場の基本について
相場が上昇する時とはどのような時かというと、多くの人が買う時です。
さらに、売りポジションを持っている多くの人が決裁の為に買った時です。
逆に相場が下落するときは、多くの人が売る時と買いポジションを持っている多くの人が決裁の為に売った時です。
FXは通貨のペアなので複雑
FXの場合で考えると単一の通貨でトレードしませんので単純にUSDが買われているからといってUSDJPYが上昇するとは限りません。
- USDが上昇:JPYが上昇→値動き小
- USDが上昇:JPYが下落→値動き大
- USDが下落:JPYが上昇→値動き大
- USDが下落:JPYが下落→値動き小
このようにUSDJPYが上昇するためにはJPYの動きも見ないといけないのです。
USDJPYが上昇している時にUSDEURやUSDGBPやUSDAUDなどを確認してUSDの上昇が本物かどうかを確認するといいかもしれません。
もしかするとUSDはそんなに上昇していないけどJPYがめちゃくちゃ下落しているかもしれません。
各通貨の相関関係を見てみる
ここで各通貨の相関関係を見ていきます。
下に貼る画像は各通貨のラインが上に行けば行くほど正の相関関係にあり、下に行けば行くほど負の相関関係にあるということです。
例えばAUDの画像であれば、青色のラインであるNZDが上の方にあることが多いので正の相関関係があるということになります。
正の相関関係があるということはAUDが上昇するときにはNZDも上昇するということです。
(スマホの方は新規タブで画像を開いていただけると綺麗に表示されると思います。)
AUD
資源国の通貨であるAUDはNZDと正の相関関係にあるようです。
逆にEURやCHFは負の相関関係にあるようです。
CAD
AUDやNZD、USDと正の相関関係にあるようです。
EURやCHF、JPYと負の相関関係にあるようです。
NZD
主にAUDと正の相関関係にあります。
EUR、CHF、USDとは負の相関関係にあるようです。
CHF
EURやJPYと正の相関関係にあるようです。
AUD、NZD、CADとは負の相関関係にあるようです。
EUR
CHFと正の相関関係にあるようです。
AUD、NZDとは負の相関関係にあるようです。
GBP
USDとEURと正の相関があるようにも見えます。
AUDとNZDとは負の相関関係にあります。
JPY
USDと相関関係があります。
AUDとNZDと負の相関関係にあるようにも見えます。
USD
GBPやJPY、CADと正の相関関係にあるような感じです。
AUD、NZDとは負の相関関係にありそうです。
相関関係をトレードに活かす
上記のように各通貨は相関関係があります。
Aの通貨と負の相関関係にあるBの通貨のペアでトレードすれば明確なトレンドが出やすいのではないか?ということです。
AUDNZDやEURCHFなどの同じような動きをする通貨ペアでのトレードを避ければ大きく取りに行くができそうということです。
リスクオン時はAUDとNZDなどが買われ、リスクオフ時はUSDやJPYが買われるようです。
現状がリスクオンなのかリスクオフなのか把握するだけでかなり違ってきます。
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